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グランドハンドリングの一日~その仕事内容について~

航空機の離着陸には管制塔をはじめとする空港側の指示が欠かせません。みなさんは、空港で、このサポートを行うグランドハンドリング呼ばれる人たちが活躍しているのはご存知でしょうか? ここでは、お客様が安心して航空機を利用できるよう支えるグランドハンドリングの仕事内容について紹介します。

グランドハンドリングはどのようなことをする職業?

グランドハンドリングは、航空機を所定の時間に離着陸させるためのさまざまなサポートをする職業です。航空機を所定の位置に誘導したり、貨物の積み下ろしを行ったりなど、その仕事内容は多岐にわたります。

・航空機の誘導

マーシャラー(航空機誘導員)が、着陸した航空機を定められた場所まで誘導します。マーシャラーは翼の安全確認を行うウィングウォッチや、タイヤを確認するチョークマンとチームで連携して業務をこなしています。

・貨物の搭載、搬出

航空機に搭載されていた貨物を行き先ごとに仕分けするカーゴハンドリングや機内食を離陸前の旅客機に積み込むミールローダーなど、役割によって違う名前が付いています。 経験を積んでいくとグランドハンドリングスタッフの進行管理を行うスーパーバイザーを任されることも。1日に900便近くの航空機が離着陸する大きな空港の場合には、時間通りに進行できなければ重大なトラブルに発展してしまう可能性もあります。そのため、現場を取り仕切るスーパーバイザーには、適切な判断能力が求められます。 ほかにも離陸時に航空機を移動させるトーイングやプッシュバック、機内の清掃、燃料給油などもグランドハンドリングの仕事です。いずれも航空機や搭乗客の安全を確保するための重要な業務なので、責任感とチームの連携が大切とされます。

無事に航空機が飛び立ったときの達成感がやりがいに

グランドハンドリングは、お客様からは見えないところで裏方として働く職業です。そのため、お客様から直接お礼を言われることはほとんどありません。しかし、他の仲間と協力して離陸予定時間に間に合うように作業を進めるのはもちろん、事故のない空港を作り上げていくことは、大きなやりがいにつながるでしょう。 また、普通の人では立ち入ることができない滑走路やハンガーといった特殊な場所で仕事ができるため、間近で航空機を見られるのも魅力のひとつです。自分の行った仕事によって、無事に離陸する姿を目にした時、大きな達成感が味わえるはずです。

グランドハンドリングスタッフの一日を知ろう

空港は、365日いつでも航空機が離着陸しています。そのため、それをサポートするグランドハンドリングはシフト制での勤務が一般的です。勤務地によって異なりますが、早番の場合にはお昼過ぎ、遅番の場合には深夜となることもあります。とはいえ、時間帯によって業務内容が大きく変わることはありません。

・勤務開始

グランドハンドリングは、携わる業務が多いだけにその日ごとにどの作業へ入るか変わります。出社したらまず、その日にどのようなスケジュールで自分が業務へ携わっていくのか確認を行わなければなりません。その後は、進行表や管理を行っているスーパーバイザーの指示を受けながら、ひとつの業務が終わったら次の業務と順番に作業をこなしていきます。

・勤務中

早番の場合には、早朝から第一便の離着陸のために準備を進めることになります。いずれの作業も安全を第一に考え、貨物を傷つけてしまったり、航空機にトラブルが生じたりしないように細心の注意を払わなければなりません。また、天候などを原因に元々のスケジュール通りにはいかないこともあります。もし、遅延が出てしまった場合にはできる限り予定時刻へ間に合わせることができるよう時間短縮を図るのもグランドハンドリングの重要な仕事です。

・勤務終了

業務終了時刻は、進行表に書かれた指定の便を無事に離着陸させたときということが多いです。


グランドハンドリングは、ひとつ間違えれば大事故につながってしまう仕事。さらに特殊な作業も多く、必要な資格は相当数あります。入社したあとも、その取得のために社内試験もたくさん受けなければなりません。一人前になるのには時間がかかってしまうかもしれませんが、その分達成感ややりがいも人一倍大きい職業だといえるでしょう。

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